もしも死に戻りだったら               #1                                                            



       ああ、落ちていく...いつまで自分は落ちていくんだろう...なかなか下にたどりつかない。


       「もう...らくにしt」


       と思った瞬間なかなかの痛みと衝撃を感じながら悶絶し、吐き気や節々の体の痛みに

       耐えながら今の状況を冷静に分析した。

       「...........花?」

       最初に見た光景を反射的に口に出した。

       落ちた場所に丁度花が咲き誇っていて、落下の衝撃を吸収したらしく、体にかなりの

       痛みを感じるが死に至ることはなかった。

       「ここは...地下洞窟的なやつか?花のせいで死にはしなかったみたいだけどこれから

       どうしようかねぇ、戻ることは見てわかる通り無理よねー。」

       痛みをやせ我慢しつつ、考える。

       「てか進む道はあるっぽいんだけど...」

       進む道はあるが、だれがどう見ても怪げな神殿っぽさのある入り口をした道が

       待っていた。

       だがとどまっていてもすることがないので、進む決心をした。

       「まあ進んでみるか...どうせどうしようもないしな...」

       中は暗く、周りにあるものは全く見えなかった。

       だが、中央に一輪の花が咲いていた。


       ほかの花とは違う


       そう、決定的に違っていた。


       その花は、


                      言葉を発した


      

       「ハロー!ぼくはフラウィ。お花のフラウィさ!」

       その時あっけにとられていた私は、この話す花、フラウィの話を聞くことしか

       できなかった。

       「きみは.......この地底世界に落ちてきたばっかりかな?」

       「それじゃあさぞかし戸惑っているだろうね、この世界のルールも知らないでしょ」

       地底世界? ルール? 何を言っているんだ。

       困惑しながらも脳をフル回転させ、余計な質問はせずに、フラウィが発した言葉

       に対しての質問を投げた。

       「この世界のルールってなに?どういうこと?」

       フラウィは喜ぶように地底世界のルールを話し始めた。

       「わかった!説明するね!」

       その瞬間自分の胸の中心が光はじめ、赤いハートの形に姿が変わった。

       いろいろなことがこの数分で起き、困惑している中また一つおかしなことが

       自分の身に起きたことにより逆に冷静になった。

       そのおかげかすぐに身に起きていることについて質問をすることができた。

       「この自分の胸にあるものはなに?ハートのようなものみたいだけど...」 

       「そのハートはね、君のタマシイさ。君という存在であり、自在に動かす

       ことも可能さ!」

       魂...それって離れていても大丈夫なのだろうか...いやまあ今死んでもないから

       大丈夫じゃない...?

       と疑問をツッコミではね返した。 

       「そのハートはね、はじめはすごく弱いんだ...けどLVがたくさん上がると

       どんどん強くなっていくんだよ」

       LV...?レベルのこと?ファンタジー的な世界がこんな地下にあったのか?

       そんなの一度も聞いたことなんてないが...

       「LVっていうのはLOVE、つまりって愛ことさ!」

       「そうだね.......僕のLOVEを君に分けてあげよう!」

       そう言ったフラウィは決め顔をキメつつ、白くて小さいカプセル状の

       なにかを空中に4,5個出し、言った。

       「これはね、なかよしカプセルっていってね、この中にLOVEが入ってるのさ!」

       「それじゃ君にプレゼントするから受け取ってね!」

       フラウィはカプセルを渡すようにゆっくりとこちらに動かしてきた。

       「あ...ありがとう、感謝してもらっておくよ君のLOVE。」

       カプセルを受け取ろうと右手を伸ばした。

       そしてカプセルに触れた瞬間...



       ズシャ

   


       一瞬その音だけが耳に伝わってきた。

       右腕の感覚がない 腹の感覚がない 左足の感覚がない。

      


       なぜ? なんで? おかしい


       そして自分の体を見て理解した

       血まみれだったことに

       「ぐああああああああああああああああああああああああああ!

       痛みで叫ぶことしかできなかった。

       そして痛みに気づき叫んでいる時間は非効率的で周りが見えなくなる。

       その間に、辺りには先ほどと同じカプセルが自分を囲い、結界のようになっていた。

       「バカだね ここでは殺すか殺されるかさ!こんな絶好のチャンスを逃す

       わけないだろ!」

       そう高笑いながら自分を殺そうとしてくるフラウィに意識がもうろうとなる中

       言った。

       「な...........んで........し......に.....たく......ないぃ...」  

       なんで死にたくない? あんなに死にたがってたじゃないか

       頭にそうやって声が響いた。

       そして無情にも

       「そんなに無様な姿になっちゃって、終わりだよ。」

       「死ね

       フラウィはそう言い、

       カプセルは自分を貫き 穴だらけにし 私は死んだ

      ――――――――――――――――――――――――――――――

     

       そして目が覚めた

       そこは黄色い花に落ちた場所 『最初』の所だった

      

      

     

      

      

      

      

      

      

                                                                        

    

      

      

      


      

      

      
































消し方わからん空白許してつかあさい。

© 2024 アンソニー ガーフィールドゐよ くやまえてぬ るふこしむ いろは をと ちりへほあさ きへ。 このページはカラフルに彩られていますゐよ くやまえてぬ るふこしむ いろは をと ちりへほあさ きへ。
Powered by Webnode Cookie
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう